macOS CatalinaでOBSを使おうとしたら大変だった

2019/12/08

Mac 映像制作

配信ソフトのOBSを試してみました。
YouTubeなどでライブ配信をするときなどによく使われているそうです。
デスクトップを表示させたり、ゲーム画面を表示させたりもできる無料のソフトです。
録画もできるので、録画用にも良さそうです。

有効なプロパティがありません

起動後、デスクトップを表示させようと思いソースの「画面キャプチャ」を追加しようとすると「有効なプロパティがありません」と表示されました。

Catalinaにしてから、こんなことばっかりなので、またかと思ってしまいました。
すんなりいかないとがっかりしますが、なんとなく原因は予想がついたのでした。

プライバシー

そう、またしても「設定」>>「セキュリティとプライバシー」>>「プライバシー」なんでしょっと。

「画面記録」を確認してみると、謎の「sh」というのがありました。

sh

、、、OBSのアプリケーションが表示されていると思いましたが、「sh」。。。
ちょっと迷いましたが、許可してみると表示できるようになりました。

あとはWebカメラ、マイクの音も収録するには「マイク」「カメラ」の許可もしないとできないだろうと思いましたが、許可しようにも「sh」というのがありません。

調べてみると
カタリナでディスプレイ、マイク、またはカメラをキャプチャしようとしている場合、OBSに許可を許可するよう求めるポップアップが表示されます。ただし、一部のユーザーはこのポップアップを取得していないようです。これらのいずれかで問題が発生している場合は、OBSにこれらの権限を手動で付与する必要があります。
これを行うには、[設定]> [セキュリティとプライバシー]> [プライバシー]に移動します、[ 画面記録 ]、[ カメラ ]、および[ マイク]のエントリの下で、OBSがオンになっていることを確認します。ターミナルからOBSを実行している場合は、ターミナルにもこれらのアクセス許可を付与する必要があります(未確認)。

いや、手動で追加する方法がわからないんです。
新たな情報としては、アプリケーション自体が起動しない人もいるようで、その場合はターミナルから起動しないいけないみたいです。

さらに
これらの問題は、CatalinaがWebカメラやマイクのキャプチャなどの権限を処理する方法の変更に起因します。たとえば、シーンの1つにWebカメラキャプチャがある場合、OBSはクラッシュします。現在、修正に取り組んでいます。

試しにWebカメラを設定してみると、記載のとおりクラッシュしました。

ターミナルから起動

もう諦めようかと思いましたが、ターミナルから起動してみることにしました。
open /Applications/OBS.app/Contents/MacOS/OBS --args -picture

--argsコマンド 開いたアプリケーションに渡す引数を指定します。

ターミナルから上記コマンドで起動できるということでやってみました。
何をしているのかよくわかりません。。。とくに「-picture」。

ターミナルにチェック

起動でき「マイク」「カメラ」「画面収録」のプライバシーで「ターミナル」が表示されたのですべてチェックしました。

成功


デスクトップの画面キャプチャ、Webカメラを同時に表示し、デスクトップから流れる音、マイクの音が録画することができました。

※デスクトップの音を録音するには下記に記載するアプリケーションが必要です。

音収録

Soundflower

QuickTimeで画面収録するときもそうですが、デスクトップの音は録音されません。
Macでデスクトップから出る音を録音するには「Soundflower」を使います。
これ以外のアプリケーションを聞いたことがないです。

出力

「システム環境設定」>>「サウンド」>>「出力」
Soundflower(2ch)を選択します。

入力

マイクの音声も同時に収録したいときは「入力」は使用するマイクにします。

LadioCast

デスクトップの音にプラスでマイクの音を同時に録音するために「LadioCast」を使います。

ミキサー

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mimito

世界中を旅するノマドなミニマリストに憧れているものの、デザインとプログラムの間で迷子になったあげく、たくさんの物に囲まれ、引きこもりがちな生活を送っております。複雑系とか多世界解釈とかよくわからないけど、興味津々です。

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